この記事ではセルフブランディングの説明と、最初にやるべき『自己分析』のやり方を解説していきます。
\ こんなお悩みを解決 /
- セルフブランディングって?
- SNSとかで、もっと自分の影響力をつけたい!
- もっと高単価で稼ぐために、ほかと差別化したい!
- 大手ではなく、個人向けブランディングのやり方って?
- 手っ取り早くセルフブランディングのやり方を知りたい。
セルフブランディングのキモ『自己分析』。
実は初心者にはけっこうむずかしいんです。
そこで、初心者でもわかる自己分析シートを使った分析方法を紹介します!
自己分析?
セルフブランディングに、そんなのいるの?
必要だよ!
セルフブランディングにおいて、自己分析は超必須です!!
セルフブランディングするとき、自己分析しない人がいればそれはニセモノです。
例えるなら、料理人にとっての包丁の使い方くらい自己分析は基本です。
なんで必要なの?
分析しないとダメ?
いや~なにもしなかったら、カン頼りでしょ?
ちゃんとやらないと年単位で時間をムダにするよ!
シロウトがカンでブランディングすると、かなり高確率で失敗します。
そもそも一生懸命に勉強してブランディングしても失敗はつきもの。
たとえば毎月発売される新商品のお菓子とか、大半は少したつと消えてなくなりますよね?
ずっとあるのは定番、つまりブランド化に成功したポッキーとかビスコとかだけ。
たくさんお金をかけた企業だって失敗はザラなんです。
そもそもブランディングは、コツコツ1年2年と継続・改善してようやくブランド化に成功、という流れが一般的。
セルフブランディング=自分のブランド化が早くできるよう、初心者向けに簡単なやり方を説明していきます!
なお、本記事は『ブランディングが9割』という本の引用があるので、既読の方には重複する部分があります。あらかじめご了承ください。
この本は横文字がむずかしいブランディングを、簡単な言葉で分かりやすく教えてくれます!
いつもマーケティング本で挫折していた筆者が最後まで読めた本なので、よかったらどうぞ!
セルフブランディングとは?
セルフブランディングはその名のとおり、セルフ(自分自身で)ブランディングするという意味です。
じゃあブランディングって?
『その道のプロ』、知る人ぞ知る人になるってことだよ。
「この分野なら○○さん!」と言われる人になるための活動をブランディングといいます。
\ セルフブランディングとは /
その道のプロになるため、自分自身でする活動のこと!
「ブログなら○○さん」みたいに頭に思い浮かぶ人ね!
これがブランディングされてるってことかー。
【いそがしい人向け】初心者でもできる自己分析シート
ということで、セルフブランディングのための自己分析シートがこちらです。
いそいでいる人は、こちらに書き込み→即実行でOKですよ!
【くわしく知りたい人向け】自己分析シートの使い方
セルフブランディングに自己分析は必要!
大切なことなので、最初に言っておくね。
『ブランディング=カッコイイデザイン』ではありません!
え、そうなの?
なんで?
『カッコよさ』が強みではないブランドもあるからだよ。
カッコイイ方が高級感出せる→カッコよい方がいい場合もありますが…。
本質的な考え方はちがうんです!
どれほどダサくても、それが目指す姿&ブランドが確立されている&稼いでいるなら、ブランディング不要です。
(実際はつねに成長し続けないといけないので、ブランディングは必要ですが……)
でも『ブランド』って言ったらカッコイイもんでしょ?
シャネルとかAppleとか。
そうじゃないのってある?
例えば『ドン・キホーテ』は、カッコイイ系ではないよね?
『ドン・キホーテ』のロゴやマスコットキャラのドンペンちゃんは、百貨店のように高級感や特別感、カッコよさはありません。
でも、『親しみやすさ』や『かわいらしさ』、『日常感』はありますよね?
もしかして、『親しみやすさ』とか『安さ』がドンキのブランディングってこと?
そのとおり!
ドンキさんも自分で言ってるよね『驚安の殿堂』って。
もし、ある日『ドン・キホーテ』が高級百貨店のような見た目で突然販売したらどうでしょう?
お客さんはすぐにドンキとわからず、混乱してしまいますよね。
ブランディングの成功例と失敗例をわかりやすく図にすると、以下のとおりです。
ここでは仮にゲームブランド“X”と仮定しています。(図は『ブランディングが9割』を参照)
下の青い図は、見え方がバラバラで不安になるかも。
ちゃんと目指す姿と合致した統一感が必要なんだね。
そうなの!
だから自分をブランディングするには『目指す姿を知るための自己分析』が必須なのよ!
ブランディングはライバル(競合)との違いや強みを明確にして、お客さんに知ってもらう活動です。
ライバルとの違いや強みを自分の中から見つけるために、まず自己分析が必要となるわけです。
セルフブランディング専用 自己分析シート
で、冒頭の冒頭のシートでブランドの方向を確認するのね。
そうそう。
むずかしいから初心者さん向け書き込みシートを作ったのさ!
今回は誰でも簡単に自己分析ができるよう、A4用紙サイズ1枚ペラでご用意しました!
おお~!!
これならできそう!
こういうのって手を動かさいないと頭入らないからね!
このヒアリングシートは、自由にご使用ください。(報告不要、改変OKです)
ただし、素材そのものの自作発言や販売、再配布、素材への直リンクはお控えくださいませ。
自分で配布したい場合は、原型がわからないぐらい内容を変えてオリジナルで作ってね!
セルフブランディングでやること
①目指す姿
まずは目指す姿を書こう!
『○○のプロになる!』と明確にできるとなお良し!
○○のプロ?
そんなのわかんないよー!
ここで言う『プロ』は、その分野のナンバーワンである必要はありません。
もっと小さな「10分でイラストをそれっぽく描けるプロ」などでOKです。
例えばですが、画家のピカソは雲の上の人すぎて「なんで見たまま描けないんだ?」と恐らく初心者が絵を描けない気持ちはわかりませんよね?
でも『ちょっと絵が得意』くらいの人なら、まだ心が初心者に近いので気持ちがわかります。
「ここは影入れるといいよ」とか、かゆいところに手が届く具体的なアドバイスができるわけです。
『小さな特技のプロでいい』ってことね。
でも分かんないです!
『目指す姿』が分からないときは【あこがれの人の名前】を何人か書いてみて。
そこから逆算して考えよう!
あこがれの人の名前を書く場合は、
- 『その分野のトップ層』数人
- 自分から見て『その分野の少し先輩』数人
をピックアップしておくと良いです。
例えば、トップブロガーAさん、Bさん。
ちょっとだけ先輩ブロガーのCさん、Dさん、みたいな感じです。
先ほどのピカソと同じで、トップ層は雲の上すぎて参考にならないことが多いです。
自分のちょっと先輩の行動はお手本にできるので、調べて書き込んでおきましょう。
セルフブランディングでやること
②強み
『目指す姿』が書けたら、今度は自分の強みです!
これはかなり重要ですよ!
これがないとブランド化できないので、がんばってひねり出してください!
だから『○○のプロ』があるといいって言ってたのか!
でも、強みなんてないよ~。
さっきも言ったけど、最初は些細なことでいいから!
『人より少しだけ得意』なくらいでOKなの。
『ド素人になら教えられる』程度でいいから、考えてみてね。
「○○するなら○○さん!」のように、強みがあるからこそブランドとして成立します。
分からない場合は友だちに聞くなどして、自分の強みを探して書いてください。
どうしても出てこない時は、先ほどの『目指す姿』のあこがれの人と同じ分野で、自分が少しだけ得意なことを選んでください。
この時の注意点は、強みが『目指す姿』の人と丸かぶりしないようにすること!
丸かぶりでは劣化版になるだけなので、基本勝てません。
同じ分野で丸かぶりしないって、ムリ!
では考え方の例をあげます!
例えば、目指す姿が『漫画コンシェルジュ』だったとします。
ここですでに強力なライバルがいた場合は、分野をしぼるというワザが使えます。
『少女漫画コンシェルジュ』って少女に絞るとか。
そこにもライバルがいたら?
『10代におすすめ少女漫画コンシェルジュ』
『ファンタジーで厳選!オススメ少女漫画コンシェルジュ』
とか、いろいろ考えられるよ。
あるいは、『図解で解説!少女漫画コンシェルジュ』で、『図解』という付加価値をつけて差別化するのもアリです。
ポイントは「たしかに得意だけど、プロじゃないんだよなぁ」と思っていても、気にせず突き進む強いハート。
自分では「プロじゃない」と思っていても、全然知らない人にとってそれは、めちゃくちゃ知りたい情報なんです!
ちなみに社会人の方は本業を強みにからめると最強です!
本業=強み、これ鉄板。
今の仕事をねぇ。
『三ツ星シェフが3分おかずレシピを紹介!』とか?
そうそう!
プロなら説得力あるし、勉強しなくていいから最強だよ!
自分の趣味や仕事に通じるところがないか探してみてね!
このワザには1つ注意点があります。
それは前提として、その分野に需要があるということ。
極端な例をあげると、マフラーの網目の数を研究するプロとかは需要ないですよね?
マフラーの網目にそんな興味持つ人は世にほぼいません。
が、漫画は大好きな人がこの世にめちゃくちゃたくさんいます。
だからこそ、ジャンルをしぼってもOKなわけなのです!
セルフブランディングでやること
③ターゲット
ターゲットかぁ。
うちは幅広くお客さんゲットしたいんだよね。
男も女も全年齢で全部マル!
それ、弱小ブランドが一番やっちゃいけないやつ!
万人向けでも、あえてのしぼり込みをがっつりしてください!
弱小ブランドがなぜ、ターゲット(お客さん)を万人にしてはいけないのか?
理由はシンプル、個人で万人向けは売れないからです。
仮に、ここにファッション誌を買おうと思ってる20代OLがいるとしましょう。
全年齢向けと20代女性向けファッション誌があれば、迷わず20代女性向けを買いますよね?
全年齢だと、中におじいちゃんのファッションとかあるかも。
えっ、それはいらない…。
ユニクロみたいな大企業なら子どもからお年寄りまで万人向けに服を売れますが、個人はムリ。
お金がないと勝てないですし、成功しないターゲット設定です。
万人向けはどうしても内容が『広く浅く』なりがちだし、浅いとライバルにマネされる可能性も高くなります。
弱者は狭く深く、ニッチな層の支持を獲得しましょう!
深く、せまいターゲット設定を!
ぱん田ぱん子、アラサー会社員、主婦、二人の子持ち。
毎夜子どもが寝たらフリゲをDLしてプレイが日課、とか?
そうそう!
ぱん子なら、提供するコンテンツは『大人の女性向け内容・ママが共感できる・短時間で楽しめるもの』とわかるよね。
実在しそうなターゲットを決められたら、あとは「この人が喜んでくれるモノを作ろう」と考えていけばOKです。
極端に人が欲しがらないものでない限り、ネット市場は大きいので、想定するターゲット(お客さん)は絞ってしまって問題ありません。
そして以後、すべての基準は『このターゲットが喜ぶか否か』で決定していきます。
これは商品、デザイン、サービスなどなど。
ターゲットとの接点すべての大原則です!
ぱん子が喜ぶかどうかね。
それならイメージできそう!
もしもターゲットが思い浮かばなかったら、そのときは過去の自分をターゲットにして書いてくださいね!
まとめると、ターゲットは下記の4項目を考えてみてください。
\ ターゲット分析4項目 /
- 性別 → 男性・女性・それ以外
- 年齢 → 幼児向け・大人向け
- 状況 → 学生向け・社会人向け
- 余力があれば深堀り → 休日の過ごし方、一日のルーティン等
私の経験上、一人のために作ったものは不思議とたくさんの人が喜んでくれます。
ブランドも引き立つので、具体的なターゲット像を作るのはおすすめですよ!
セルフブランディングでやること
④接点
接点は、お客さんがブランドを知る場所です。
シートに例を書きましたが、これ以外にも必要なものがあればどんどん追加してください。
オッケーわかったよ。
Twitter苦手だから名刺に○。
あ、ごめん。
SNSは必須でお願いします!
ツイッター・インスタグラムなどのSNSは、弱小ブランドにおける最強ツールです。
無料で簡単に始められ、フォロワーが増えればインフルエンサーとしてブランドを確立できます。
どのSNSで始めるか迷ったら、とりあえず利用者が1番多い『ツイッター』がオススメ。
ちなみに今、人気のSNSと難易度は、下記のとおりです。
自分がやりやすいものから始めてくださいね!
\ 人気のSNSと難易度 /
● You Tube
→ 継続が超大変!(競合多)
● ブログ
→ 継続やや大変(競合多)
● 音声配信
→ 継続が楽!(競合増加中)
● Twitter、Instagram
→ 継続が楽!(競合多)
この中でも、音声発信は今後大きく躍進する可能性がある分野です。
余力があれば、ライバルが少ない今から進めておくとよいですよ。
確かにYou Tubeは芸能人もやってるしね~。
動画編集ってハードル高いし、向き不向きあるね。
セルフブランディングでやること
⑤ブランドカラー
最後にテーマとなる色を決めておきましょう!
ふつうの人は色がバラバラだと統一感がないですし、見た目も悪くなります。
(プロデザイナーが計算してたくさん色を使う場合は例外)
個人なら自分が愛着を持てる色をブランドカラーにしてね!
えー、でも色はイメージがついてるじゃん!
赤は情熱の色とか、青は知的でクールなイメージとか。
もちろん、それができる人は戦略を練ってくださいね!
確かに、戦略的にブランドのイメージに合ったカラー選びができれば最高です。
できる方は、そこまで計算して色選びしましょう。
ただ、基本的にブランディングは長期戦です。
たいして好きでもない色にした結果、「飽きちゃった」では意味がありません。
今回は『自分というブランド』の話です。
長く続けられる、愛着の持てる色を選んでください!
基本的に、セルフブランディングにおけるブランドカラーは好きな色を選べばOKです。
が、それでも迷うならターゲット層が好む色にしておきましょう。
ほかにも配色に自身がなければ、何百万人ものデザイナーの配色知識をインプットしたAIに色を決めてもらうのも良いですね。
AI配色についてはこちらの記事をどうぞ!
ブランド色は基本1色で!
多くても2色くらいにおさえてください。
カラフルな方が目立つじゃん!
レインボーカラーとかじゃダメなの?
初心者なら多色は避けたほうがいいよ!
自信があるなら止めないけど。
こんなことになりかねないので、ご使用は計画的に!
まとめ
最後にこの記事のまとめです!
\ まとめ /
- シート項目にそって自分の『目指す姿』と『強み』を書く!
- ターゲット(お客さん)は細かく絞り作り込む!
- ツイッターやインスタなど、SNSをがんばる!
- ブランドカラーは1~2色に!
勉強したけど、やっぱりデザインがダサくなるなぁ。
これじゃターゲットが見てくれないよ。
そんなときは個人が発注できる『ココナラ』がオススメだよ。
『ココナラ』はデザインやイラストなど、個人のスキルを出品・購入できる日本最大級のスキルマーケットです。
2,000円~3,000円くらいのお手頃価格で注文できるので、個人の方にオススメです。
全作業はオンラインで完結!
購入・支払いも『ココナラ』が仲介してくれるよ。
ココナラのクリエイターさんに頼む場合のリンクも置いときますね。
面倒な人は↓ここからどうぞ。
ちなみにココナラは、1ヶ月に1回くらいの割合で「割引クーポン」が発行されます。
さきに会員登録だけしてアプリをインストール→クーポンの通知がきたらすかさず試すのもアリですよ!
セルフブランディングは自己分析がキモです。
じっくり自分と対話してからデザインに進んでくださいね。
ではでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!