この記事は下記のようなお悩み持つ方向けに、営業本部勤務の筆者が『セルフブランディング戦略のやり方』を解説します!
\ こんなお悩みを解決 /
- 自分のやりたいことをすでに発信してる人がいる。
- SNS初心者で発信しても全然フォロワーが増えない。
- どうしたら自分のオリジナリティが出るのかわからない。
- 自分をブランディングしたいけど、どうすればいいかわからない。
ちなみに、この記事の内容は以前Twitterで図解したところ、反響が大きかったものでもあります。
ツイートでは足りない部分も多々あるため、こちらの記事でより詳しく解説してきます!
【5分で分かる】セルフブランディング戦略6ステップ
SNSがうまくいかない理由
そもそも、SNSがうまくいっているインフルエンサーと、そうでない人の違いは何でしょうか?
これは一言でいうとブランド化、つまり『ブランディングできているか、いないか』の違いとなります。
ブランディングができてないと、どんなに素晴らしい発信をしてもお客さんに届かず、なかなかうまくいきません。
ブランディングって具体的には?
『その道のプロ』、知る人ぞ知る人になるってことだよ。
「この分野なら○○さん!」と言われる人になるための活動をブランディングって言うの。
「ブログなら○○さん」みたいに、ぱっと頭に思い浮かぶ人ね!
なるほど、これがブランディングされてるってことか。
ブランディングを何も考えずに発信していると、高確率で失敗したり無駄な時間を費やしてしまうことが多いです。(まれにまぐれ当たりすることもありますが)
言ってることは何となく分かるけど、ピンとこないなぁ。
ブランディングできてない具体例って、どんな感じ?
例えば、ブログを頑張ろうとしてるAさん。
Bさんはブログ仲間だと思ってフォローしたのに、実際は日常ツイートばかり。
この状況、Aさんはどう思う?
「がっかりー」とか。
「これは違うなぁ」とか思うよね。
期待を裏切られた結果、このAさんはすぐにフォローをはずしてしまうと思います。
\ ブランディングの失敗例 /
自分が目指すブランドイメージ≠それを見たお客さんの脳内のイメージ
お客さんに『期待と違うイメージをされる』、これがブランディングの失敗です。
じゃ、もっとためになる情報を発信すればいいってこと?
この場合はそうなるね。
ポイントは、日常ツイートがダメなんじゃなくて、お客さんに価値のないツイートをするのがダメってこと。
逆に言えば、誰かにとって価値があるなら日常ツイートでも良いわけです。
例えば、同じ日常ツイートでもアイドルであれば、『アイドルの日常を知れる』というファンにとっては嬉しい価値があります。
なるほど!
確かに自分にメリットがないとフォローしないや。
このようにビジネスとしてSNSをやるなら、その人ならではの『価値』を提供し、ブランディングした方が圧倒的に成功率が高まります。
しかも!
ブランディングでいいことはこれだけじゃないのよ!
正しく発信し続けてブランディングができれば『信頼』が蓄積ます。
そして最終的にお客さんは『ファン』に変化します。
\ ファン化の流れ /
「この情報(価値)はCさんしか発信してない!フォローしよう!」
↓
「Cさんの情報は信頼できる!ファンだ!絶対買おう!」
となり、お客さんはCさんが売るもの、オススメするものを無条件で買ってくれるようになります。
これが理想形です。ここまでくるとインフルエンサーですね。
インフルエンサーなりたい!
どうやってブランディングすればいいの?
ということで、自分をブランディングしてファンを増やすための戦略を順を追って解説していきます!
セルフブランディング戦略6ステップ
ステップ1 【自己分析】一番の『強み』を考える。
まず、自分の一番の強みを考えましょう!
これがないと、はっきり言ってブランディングができません。
強みなんてよく分からないよ~。
どうすればいいの?
と、お困りの方でも『強み』を作ることができる記事がこちらです。
手っ取り早く済ませたい方は、こちらの書き込みシートをご活用ください。
A4サイズなので、印刷して書きながら自己分析することもできます。(もちろん無料です)
実はココがいちばん重要なので、じっくり考えてみてくださいね。
ステップ2 【自己分析】提供できる『価値』を考える。
いきなり『価値』って言われてもなぁ。
具体的にどう考えればいいの?
ステップ1で強みとターゲット(お客さん)を決めたよね?
そうしたら『自分ができること』で『ターゲットが喜んでくれそうなこと』を考えればOK!
例えばデザインが得意だとしても、ターゲットであるお客さんが主婦か、サラリーマンかでまったく内容が変わってきます。
決定したターゲットの人物になりきって、ターゲットが喜んでくれそうな『価値』を考えてみてください。
もしターゲットが分からなければ、『昔の自分』をターゲットにしてください!
昔の自分が喜びそうなことねー。
でも自分、やっぱり強みなんてないし、『価値』なんて思いつかないです~(泣)
なにも『価値』が思いつかない人は、『自分の興味がある分野を勉強する過程』を価値としてください。
これであれば、自動的に『オンリーワンの価値』の完成です。
過程なんて、見せてどうするの?
プロ級の人でもないと、そんなの見てくれないんじゃない?
そんなことないよ!
例えばプログラミングのプロの作業過程があったとして、初心者がプロのコード見たらどうなると思う?
プログラミングって英語みたいなのが書かれてるやつだよね。
それは高度すぎて、ちょっとわからない。
でしょ。
初心者は「ちょっとレベルが高い」と感じるんじゃないかな。
プロが初心者向けに解説することもありますが、その説明ですら分からない人もたくさんいます。
そういう人は、例えばそもそも電源の入れ方、インストールのやり方などから知りたい人たちだったりするからです。
私もワードプレスやったけど、本当に初歩的なことが分からなくて困ったことが何度もあったよ。
参考になったのは、直近で手順を分かりやすく解説してくれてる、ちょっと先輩の記事が多かったなぁ。
だから『勉強する過程』が『価値』になるんだね。
まったくの初心者にとって、興味がある分野を勉強して発信してくれている人は、貴重な存在です。
以下に『勉強する過程』のメリットをまとめました。
\ 勉強する過程を発信するメリット /
- 勉強中のため初心者に心が近く、お客さんとって非常に参考になる。
- 心がまだ初心者に近いので、プロが気づかないような細かいことにも気づいて発信できる。
- 努力を見せることで信頼がたまり、応援してくれるファンが増える。
- 発信を継続することにより、自然と固定ファンが増えていく。
『勉強の過程』の発信、自信を持っておすすめします!
ステップ3 『4W2H』を考える。
よし、じゃあ勉強のプロセスを発信だ!
の前に、ざっくりと『4W2H』も考えておこうか。
『4W2H』は↓これね。
\ 4W2H /
- Who(だれに) 主婦に?サラリーマンに?
- Where(どこで) SNSで?ブログで?チラシ広告で?
- What(なにを) 勉強のプロセス?得意分野?
- Why(なぜ) 学んでもらうため?元気になってもらうため?
- How match(いくらで) 無料で?有料で?
- How(どのように) 広告で?テキストで?漫画で?
これ、『When(いつ)』はいらないの?
セルフブランディングでは『When(いつ)』いりません!
だって企業じゃないもの。
戦略を立てたら即実行、即検証です!
ブランディングやマーケティングはナマモノなので、実際にやりながら感覚をつかむのが一番効率的です。
実行する現場、特にSNS世界はものすごい勢いで変化しているので、戦略に時間をかけ過ぎるとチャンスを逃します。
Twitterなんか、連日新しいトピックがバンバン上がってるよね?
考えているだけでは何も始まらないので、この記事を読み終わったら即、手を動かしましょう!
ステップ4 【競合調査】ライバルを『調査』し、差別化する。
ステップ3ですぐ動くよう言いましたが、最低限の競合(ライバル)の調査は省略しないで!
え~、なんで?
ネットの世界は広大です。
普通の人が思いつくようなことは大抵、すでに誰かにやられている可能性が高いです。
その分野の有名人と同じことをしても、劣化版のレッテルを貼られるだけなので避けた方が無難です。
突然SNSに現れた人の話なんて、あやしさ大爆発じゃない。
そんな人が有名人と同じことしたら「これ○○さんのマネだよな~」で終わって見向きもされないよ!
強力なライバルと同じことしないように調べておくわけね。
ライバル調査は、こちらの記事で詳しく解説しています。
こちらにも書き込みシートがあるので、書きながら短時間でライバル(専門用語で競合)の調査ができます!
そしてライバル調査が終わったら、以下を必ずチェックしてみてください。
\ 競合調査後のチェック項目 /
- 自分の強みが、競合(ライバル)とかぶっていないか。
- 自分の提供する価値が、競合(ライバル)とかぶっていないか。
- 自分のブランドのカラーが、競合(ライバル)とかぶっていないか。
- かぶっていた場合は、もう一度ステップ1~3を見直し。
強力なライバルとかぶってしまった場合、勝つのは非常に困難です。
狙うターゲットや提供する価値を、違うものに変更してください。
例えば、ターゲットを万人→十代女性にするだけでも差別化になります。
差別化のコツは以下の図をご参考に!
ステップ5 『キャッチコピー』を考える。
ステップ4で競合(ライバル)とかぶらない強みと価値を決めたら、キャッチコピーを考えましょう。
キャッチコピーなんているの?
なくてもフォロワー増やせたって言ってる人いるよ?
あった方がブランドコンセプトが伝わって、確率が高まると思ってください。
SNSって、言わば都内にあるお店みたいなものだからね。
SNS世界は、渋谷の駅前通りみたいなものだと思ってください。
通りすがりに和風のお店を見たとき看板に『かき氷屋』とあれば、かき氷専門店だと分かります。
しかし看板に何もなければ、和菓子屋さんと間違えて入ってしまうかもしれません。
多くの人は誰かをフォローする時、まずプロフィールを見て判断します。
なにか意図がない限りは、自分が何者であるかをプロフィールに書いて、訪れた人に確実に伝えましょう!
特にSNSでフォロワーが少ないうちは、『ハンドルネームやヘッダー部分に自分のキャッチコピー』を掲載して来訪者にお知らせすることを徹底してください。
これで通りすがりの人にも「『キャッチコピーの内容』をしてる人なんだな」と分かってもらえます。
ステップ6 『デザイン』に落とし込み、発信する。
ここまできたら、1~5のステップの情報をデザインに落とし込み、発信→振り返り→改善を繰り返してください。
これで自分をブランド化することができます。
ただし、ブランディングには年単位の粘り強い継続が必要です!
すぐにできるものじゃないので、毎日コツコツがんばりましょう。
そもそも、デザインに落とし込むことができないのですが。
そんな方のために、デザインに落とす具体的な方法を解説します。
まず、今まで考えてきた強みや価値、ターゲットの好みを踏まえて、下の表を参考に思いついたキーワードを書き込んでください。
コツは、最初に左下に『これは絶対にNG』と思えるキーワードを先に書き、次に右上に反対語を書くことです。
そして繰り返しになりますが、キーワードは設定したお客さんの気持ちになって考えてみてください。
参考までに、私のところはこんな感じです。
右上のキーワード部分でブランドの見た感じを考えるのね!
自分のブランドの世界観がまとまってきたかも!
デザイン戦略マップが完成したら、自分でデザインできる人はすぐデザインしてみましょう。
SNSでよくある丸アイコンのデザインのコツをこちらでも解説してるので、良かったらどうぞ。
デザインできないんですが、プロに頼まないとダメ?
お金があればそれもいいけど、無料でもできるよ!
私のおすすめはオンラインで作成できる無料デザインツール『Canva(キャンバ)』です。
『Canva(キャンバ)』はプレゼン資料、Instagramの投稿、You Tubeのサムネイル、ロゴ、ブログバナーなど、いろんなデザインを基本無料でおしゃれに作成できるすごいサイトです。
高度な機能はプロ版でお金がかかるけど、無料版だけでもおしゃれなものが作れます。
テンプレートがすでにかなりハイセンスです!
会員登録しなくてもデザインを組んだり、いじれるね!
面白そう、やってみるよ!
注意点として、Canva(キャンバ)の素材はすべてフリーなので、作成したものは他の人とかぶる可能性があります。
同じ理由で、商標登録もNGです。
\ 無料もあるよ /
本格的にビジネスでなるべく安くオリジナルデザインが欲しい人は、個人発注できる『ココナラ』がベストです!
『ココナラ』はデザインやイラストなど、個人のスキルを出品・購入できる日本最大級のスキルマーケットです。
2,000円~3,000円くらいのお手頃価格で注文できるので、個人の方にオススメです。
作業はすべてオンライン上で完結し、購入・支払いなども『ココナラ』が仲介してくれて安心。
自分だけのデザインが欲しい人はこちらがオススメです。
ココナラのクリエイターさんに頼む場合は、下記リンクから一気に飛べます。
なお、『ココナラ』は1か月に1回の割合で「500円割引クーポン」や「300円割引クーポン」が発行されます。
急ぎでなければ、会員登録だけしてアプリをインストールしておき、500円クーポンの通知がきたらすかさず試すのもアリだと思いますよ!
デザインができたら、なるべくSNSで発信しましょう。
日本におけるSNS利用者数は年々増えていて、今では全体の約80%が利用しています。
これからの時代、SNSは必須だよ!
でも、SNSっていっぱい種類あるじゃん?
どれをやればいいの?
各SNSには特徴があるので、自分が一番続けやすいものを選んでください。
字を書くのが得意ならTwitter、写真が得意ならInstagramなど、自分の好みに合わせて選んでOKです。
\ オススメSNS一覧 /
- Twitter:文章・イラストを書くのが得意な人。幅広い年齢にオススメ。
- Instagram:写真やイラストが得意で、メインターゲットが10~20代の人。
- Facebook:海外でも活躍したくて、メインターゲットが30~50代の人。
- You Tube:動画が得意で逆境に強い人。(強い競合が多い市場)
- TikTok:10~20代の学生さんがメインターゲットの人。
もっとも重視すべきは『自分が継続しやすいかどうか』です!
がんばって継続しましょう!
すぐにやめちゃったら、意味ないもんね~。
セルフブランディングのコツと注意点
発信の際のコツは以下のとおりです。
特に『SNSの発信』と『振り返り』が重要です。
\ SNS発信と振り返りが大切な理由 /
- 知名度のない一般人が無料&ほぼノーリスクで企業に勝てる分野がSNS。
- ネットの世界は目まぐるしいため、常に市場を分析して方向性が間違ってないか確認が必要。
- そしてあわよくば、トレンドに波乗りするため。
そして具体的なコツと注意点は、以下の4つです。
\ セルフブランディングのコツ /
- 必要以上に自分を大きく見せない!
- 戦略を立てたら、必ず『発信』をする!
- 個人はまずSNSで発信する!
- 発信したら3ヶ月ごとに振り返りをする!
SNSは優秀な営業マンなので、グーグル検索に頼らず人を集められます。
それに初心者は、最初から完璧な記事は書けません。
発信後には必ず振り返りをして、方向性の確認をしましょう!
まとめ
最後に今回の記事のまとめです!
\ セルフブランディング戦略6ステップ /
- 【自己分析】一番の『強み』を考える。
- 【自己分析】提供できる『価値』を考える。
- 『4W2H』を考える。
- 【競合調査】ライバルを『調査』し、差別化する。
- 『キャッチコピー』を考える。
- 『デザイン』に落とし込み、発信する。
\ セルフブランディングのコツ /
- 必要以上に自分を大きく見せない!
- 戦略を立てたら、必ず『発信』をする!
- 個人はまずSNSで発信する!
- 発信したら3ヶ月ごとに振り返りをする!
ちなみに、Twitter戦略についても別の記事で解説しています。
気になる方は以下リンクからどうぞ。
いかがだったでしょうか?
セルフブランディングは継続が一番大切で、かつ大変です。
まずは気負わず、気軽に発信してみることから始めてみてください!